友達お見合い

登場人物

佐藤 満(さとう みつる)(21) 大学3年生

遠枡 澄寿(とおます すみす)(21) 佐藤と同大学3年生

 

 

 

 

 

○町中の少し古びた、庶民的な居酒屋

 居酒屋のなかを下町らしい騒がしい声が飛び交っている。

 席に座っている佐藤。

 佐藤のいる席に遠枡が到着する。

 

佐藤「あー!ひっさしぶりじゃん!」

遠枡「おー、久しぶりだな!」

 仲良さそうに、挨拶を交わす。

 挨拶をしながら席に座る遠枡。

 

佐藤「昔は講義よく一緒だったのに、最近全然会わないじゃん」

遠枡「3年から講義も減ったしなー。ところで、お前も来てたのかよ!!」

佐藤「高橋にどうしてもって言われちゃってさ。で、お前は?」

遠枡「俺も俺も。高橋ってこういう時強引だから断れなくってさ。

   で、何か頼んだ?」

テーブルの上に水しかないことを確認し、尋ねる遠枡。

 

佐藤「いや、さすがに先に飲んでるのはまずいかなって」

遠枡「じゃあ俺も水だけ頼もうかな。すいませーん、水くださーい」

遠くの店員に水を頼み、再度佐藤の方に向き直る。

 

佐藤「それにしても高橋の奴、『今日はお嬢様だから絶対おじゃんにしたくない』って滅茶苦茶意気込んでたよ」

遠枡「あいつって、本当にお嬢様系に弱いよな。でも、それにしちゃあこの店はないんじゃないか?お嬢様達なのに、こんな居酒屋でいいのかな」

 店内を見回す遠枡

 

佐藤「本当だよなぁ。結構古臭い感じだしな。店員さんもお爺ちゃんお婆ちゃん

   ばっかだし」

 同じく店内を見回し、店員を何人か見ながらちょっと訝しげな表情を浮かべる。

 

遠枡「あ、水ありがとうございます。…今の店員さんなんて80過ぎじゃないか?」

 大丈夫かといった表情で、腰もだいぶ曲がった店員から水を受け取る遠枡。

 同様の表情で店員を見ている佐藤。

 

佐藤「そういえば高橋のお嬢様好きと言えばさ、この間あいつ、全然知らないお婆ちゃんとすれ違った時にすっげーこと言っててさ。なんて言ったと思う?」

 佐藤は店員の老女をみて、ふと高橋に関する面白いエピソードを思い出した。

 

遠枡「何々?なんて言ったんだよ」

 佐藤の煽り文句に乗るように、楽しげに聞き返す遠枡。

 

佐藤「往生って言葉あるだろ?」

 空中に文字を書く仕草をしながら問いかける。

 

遠枡「往生って、大往生とかって言う、あの往生?」

佐藤「そう、その往生。そんで、『往生に様を付けると、“往生様”になるんだよ!!素敵な発見だろ?!かつてのお嬢様は年をとったら往生様になるんだ!』とか言っちゃってさ、その通り過ぎてく往生様のこと蕩け顔で見てんのよ」

 高橋の真似をしながら、バカにした感じで話す。

 

遠枡「音の響きだけでそんなに蕩けられるって。あいつってバカとかじゃなく、もともと脳みそ入ってないんじゃないか」

 おなじくバカにした感じでそう言いながら、遠枡は頭を指さす。

 

佐藤「あんなバカに引っかかるお嬢様なんているかっていうの」

遠枡「まったくだよ。で、その高橋はまだ来てないのかよ?」

 キョロキョロと周りを見回す。もしかしたらと、テーブルの下も覗くが、もちろんいない。

 

佐藤「いや、見てないけど。遅れるって連絡は来てない?」

遠枡「いや、俺の方にもない」

 

佐藤「あいつが、女の子達が来る前に打ち合わせしようっていうから、こうやって早くに来たのによ」

 背もたれに大きくもたれかかって、ふて腐れるように文句を言う佐藤。

 

遠枡「まったくだよ」

 同じように背もたれにもたれる。

 

 しばらくボーっとした後、気まずさを浮かべながら佐藤が遠枡の方を向く。

 

佐藤「ところで、一つだけ聞いておきたいことがあるんだ」

 背もたれから再度、背を離す。

 

遠枡「なになに」

 遠枡も背もたれから起きて、佐藤に聞き返す。

 

佐藤「すっごい聞きづらいことなんだけど、いいかな」

遠枡「なんだよ。今さら遠慮することなんてないだろ?」

 

 佐藤はもう一度躊躇ったのち、意を決して言葉をひねり出す。

 

佐藤「お名前伺ってもいいですか?」

 

 何を言ったのかよくわからないといった感じで、あれこれと色々な考えが頭を

 巡る遠枡。

 

遠枡「…ん?」

 そして、まったくもって意味が分からないといった顔で佐藤に顔を近づける。

 

佐藤「だからお名前をですね…」

 再度気まずそうに尋ねる。

 

遠枡「あはははは…またまたー」

 あまりのことに冗談だと思った遠枡は、半分苦笑いといった感じで笑う。

 

佐藤「あはははは」

 佐藤も笑うが、目が笑っていない。

 

遠枡「あはははは」

佐藤「あはははは」

二人とも目が笑っていないまま笑い合う。

 

遠枡「本当に!?」

 佐藤の表情を見て、冗談じゃないんだと感じ取って遠枡が驚く。

 

佐藤「ゴメン!講義でよく見かけてたのは覚えてるんだけど、名前は聞いたことなかったからさ」

勢いよく手を合わせて、頭を下げる佐藤。

 

遠枡「すっごい知ってる感じで話しかけて来たのに」

佐藤「そうは言っても、一回も話したことない奴の名前知ってる方がおかしいんだって。お前はいつ俺の名前知ったのさ

遠枡「…」

 そう問われて、ゆっくりと佐藤と反対側に目をそらしていく。

 

佐藤「おい、まさか」

 そんなわけはないと思いながらも、遠枡に詰め寄る佐藤。

 

遠枡「お名前伺ってもいいですか?」

 しれっと、佐藤に尋ねる。

 

佐藤「なんだよお前もじゃねぇか!!」

遠枡「仕方ないじゃん!一回も話したことない奴の名前知ってる方が

   おかしいんだって

 

佐藤「それはもう俺が言った!」

 ツッコまれて、苦笑いを浮かべながら頭を掻く遠枡。

 

遠枡「でもまぁ、顔すら知らない相手じゃなくてよかったよ」

佐藤「そうだな、全然知らない相手じゃなくてよかったのかもな」

 二人とも少し落ち着いて、閑話休題といった雰囲気。

 

佐藤「とりあえず高橋がくるまでに、俺達の自己紹介すませちゃうか」

遠枡「今さら過ぎてなんか恥ずかしいけど」

 少し照れた感じに。

 

佐藤「やっぱりお嬢様と言う難敵を崩すためには、力を合わせることが

   大事だと思うんだ」

遠枡「共同戦線ってことだね」

佐藤「そう、そういうこと」

 意気投合といった感じで、テンポよく会話をしていく二人。

 

遠枡「じゃあ、まず僕の年収だけど」

佐藤「ちょっと待て!!」

 遠枡に手のひらを向けて途中で止めようとする佐藤。

 

遠枡「一億で」

その制止を無視して、小さく呟く遠枡

 

佐藤「いきなり年収って、おい!突然すぎるだろ!!しかも一億って

   …嘘じゃん」

 勢いよく突っ込むが、一億という突拍子のなさに驚きと呆れた笑いが

 少しだけ混じる。

 

遠枡「なんで嘘だって言い切れるんだよー」

 納得いかない雰囲気で、ムッとしながら佐藤に言い返す。

 

佐藤「だって…もう、ほら…見るからに嘘じゃん。学生だし」

 その真っ直ぐな反応に、思わず戸惑ってしまったが、遠枡の上から下までじっと見ながら問いただす。

 

遠枡「まぁ、残念ながら嘘なんだけどな」

 ネタ晴らしですとでも言うかのように、わかりきったことを言う遠枡。

 

佐藤「いや、わかってたから」

 呆れる佐藤。

 

遠枡「でも、なんでだよ。女性陣が一番気にしてるポイントはそこだろう?」

佐藤「まぁ、仮にそうだとしてもさ。ほら、もっとこう…あるでしょ。順番みたいなものが。…そう、まずは名前とか」

遠枡「あぁ、名前かぁ。思いつかなかったなぁ」

佐藤「なんでそれが思いつかないんだよ」

佐藤「それじゃあまずは名前から。僕は佐藤満といいます。どうぞよろしく

   お願いします。」

遠枡「佐藤満さんですね。私はトーマス・スミスと言います」

佐藤「外国人!?!?」

 間髪入れず聞き返しながら、思わず二度見する佐藤。

 

遠枡「え?生粋の日本人だよ…」

 何を言っているのかわからないという反応。

 

佐藤「だってトーマスって…スミスって…」

 戸惑いながら再度尋ねる。

 

遠枡「あぁ、よく勘違いされるんだよね。遠い枡…あのお酒とかいれる枡に、澄んだ寿(ことぶき)と書いて遠枡 澄寿と言うんだよ」

 

佐藤「あ、あぁ…なるほどね。まぁちょっと無理がある気もするけど。というか、絶対両親は面白がって名前を付けた気もするが、まぁいいや。ならトーマスって呼ぶよ」

 納得いかないが、なんとかその違和感を腹に収めて会話を進める。

 

遠枡「じゃあ俺は佐藤で」

佐藤「それじゃあ、次はどうしよっか」

遠枡「次はやっぱり趣味とかじゃないかな?」

佐藤「趣味か…。なんだかこれだと…お見合いみたいだな」

遠枡「友達お見合いってことか」

 お互いの顔を見て、思わず照れるように目を背ける二人。しばしモジモジ

 としている。

 

 

佐藤「それじゃあ続きだけど、趣味って何かある?」

遠枡「少しオタクっぽいんだけど、いいかな」

佐藤「何もないよりはいい」

遠枡「小さいころから機械とかそういうのが好きで…」

 語尾をやや濁す遠枡。

 

佐藤「あぁ、名前からしてトーマスだもんな。いいんじゃないか?

   電気とか科学とか…」

 察したように言う佐藤。

 

遠枡「特に機関車が」

 それを聞いて、思い切って言う遠枡。

 

佐藤「そっち!?!?」

 トーマス・エジソン関係だと思っていた佐藤は、予想外の回答に驚く。

 

遠枡「え?そっちって?」

佐藤「いや、だって完全にトーマス・エジソンっていう流れだったじゃん」

遠枡「流れ?何を言ってるんだよ」

佐藤「しかもよりによって機関車だと…あの…なんか顔のついたあの…」

 権利などの関係もあり、なんとも言いにくいが、どうにか伝えたい佐藤。

 

遠枡「なんのことですか?」

 真面目なのかとぼけてるのか、素っ頓狂に答える遠枡。

 

佐藤「…お前、絶対わかってるだろ」

遠枡「さぁ…」

佐藤「まぁ、いいけど。いろいろな事情もあることだし。とりあえずトーマスの趣味は機関車なんだな」

 

遠枡「おう!それで、佐藤の趣味は?」

佐藤「僕は砂糖の食べ比べ」

遠枡「それこそ名前もじったダジャレじゃないか!!」

 今度は遠枡が勢いよくツッコミを入れる。

 

佐藤「そんなんじゃない!!俺は砂糖が大好きなんだ!!しかも“それこそ”ってことはやっぱりわざとじゃないか!!」

 それに反論する佐藤。

 

遠枡「うるさい!砂糖の食べ比べってマニアックにもほどがあるだろ!!」

佐藤「そ、そんなことないねっ!みんな毎日砂糖食べるわけだし」

遠枡「そりゃ食べてるけどさぁ…」

佐藤「ならトーマスはこれから砂糖食べるの禁止な!!」

 子供っぽく、売り言葉に買い言葉といった感じで大声を上げる佐藤。

 

遠枡「小学生かよ!?」

佐藤「小学生なんかじゃないね!!確かに甘いものが好きだけどさ!!っていうか小学生っていう方が小学生なんですー!!」

遠枡「そういうのが一番小学生だよ。まぁ、いいよ。マニアックはお互い様だし」

 佐藤の子どもっぽいキャラに少し笑ってしまう遠枡。ここは一歩引いて、お互い様と。

 

佐藤「でもお互い、さすがにこの趣味をお嬢様に言うわけにはいかないよな」

遠枡「そうだよな。さすがにこれじゃあねー。お嬢様受けを狙うならもう少しまともな趣味を考えた方がいいかもしれない」

佐藤「そうだよなー。なんかもっとまともな感じの趣味はないの?」

遠枡「機関車以外かー。僕の人生は鉄と蒸気で作られてるような

   もんだからなー」

佐藤「名前もじっただけのネタのくせして」

遠枡「そういうお前だってどうせ他には何もないんだろ」

佐藤「強いて言えば、蟻に砂糖をあげるくらい」

遠枡「は?」

 勢いよく佐藤の方に向く遠枡。

 

佐藤「だから、蟻一匹ずつに一つずつ砂糖を手渡すって言う趣味が」

遠枡「それは趣味なのか」

佐藤「いや、これが結構すごいんだって!!ものすごい数の蟻が綺麗に一列に並んでる姿は圧巻の一言だね!あと砂糖一粒を掴むの難しいんだけど、頑張って爪と爪の間で…」

 力強く語る佐藤。砂糖を一粒ずつ手渡す仕草をしながらあーだこーだと言っている。

 

遠枡「わかった、もういいから」

佐藤「休日は6時間くらい」

遠枡「もういいって。…6時間のくだりは突っ込んだら負けだと思うし」

佐藤「なんだよ、もっと聞けよ。俺と蟻たちが綴る感動ありバトルあり笑いありの魅惑の甘い青春ラブストーリーをよ」

 食い下がる佐藤。

 

遠枡「適当なこと言ってんなよ!蟻とどうやってバトルしてどうラブするんだよ」

佐藤「アリラブユー」

 愛と情熱を込めて官能的に言う佐藤。

 

遠枡「それじゃあ蟻はあなたを好きって意味じゃん!いいんだよ、そういうのは」

佐藤「まぁ、趣味は置いておくとしてさ、他はどうよ」

遠枡「他か。なんでも聞いてよ、正直に答えるから」

 一呼吸置いて、テンポよく質問して、回答をしていく二人。

 

佐藤「職業」

遠枡「学生」

佐藤「年収」

遠枡「100万」

佐藤「特技」

遠枡「なし」

佐藤「資格」

遠枡「なし」

佐藤「彼女歴」

遠枡「なし」

佐藤「全然ダメじゃん!」

 

遠枡「そういう佐藤はどうなのさ!」

 そう言って今度は遠枡が同じ質問をする。

 

遠枡「職業」

佐藤「学生」

遠枡「年収」

佐藤「お小遣いの12万」

遠枡「特技」

佐藤「一輪車」

遠枡「資格」

佐藤「原付免許不合格」

遠枡「彼女歴」

佐藤「前世も魔法使い」

遠枡「もっとダメじゃん!!」

 二人の間に落ち込みと気まずさの沈黙が流れる。

 

佐藤「俺達ってもしかして」

遠枡「モテない」

 二人の間に落ち込みと諦めのムードが漂う。

 

佐藤「こんなんでどうやってお嬢様の牙城を崩すっていうんだ」

遠枡「お金もないし、大した学歴もない。顔だって、よく言っても中の下」

佐藤「方や機関車好きなオタクだし」

遠枡「もう一方は砂糖の食べ比べする変人。しかも蟻と仲良し」

佐藤「はぁ…」

遠枡「はぁ…」

大きなため息をつく二人。

 

佐藤「俺達には、何にもない」

遠枡「何にもない、俺達には」

 呆然として項垂れる二人。

 

佐藤「…いや、そんなことないかもしれない。俺達にもたった一つだけ、

   武器があるかも」

 ふと何かに気が付いたのか、パッと顔を上げる佐藤。

 

遠枡「こんな俺達に武器?」

 突然の言葉に遠枡も顔を上げる。

 

佐藤「ここに来るまでの俺達は確かに何もなかった。だけどさ…」

遠枡「だけど?」

佐藤「俺達はここに来てから一個だけ得たものがあるじゃないか。友達お見合いをして得た、大事な…」

遠枡「友達」

 

佐藤「そう!俺たちには友達がいる!一緒に戦ってくれる仲間がいる!!」

 顔に元気がみなぎってくる。

 

遠枡「そっか…そうだよな!」

 遠枡の顔にも元気が宿ってくる。

 

佐藤「そうだよ!」

遠枡「お互いの変な趣味すら教え合ったくらいだもんな!!」

佐藤「俺たちは何も持っていない」

遠枡「素手で大きな城に挑む」

佐藤「だけど…」

遠枡「だけど…」

二人とも思わず立ち上がり、拳を突き上げる。

 

佐藤「ひとりじゃない!」

遠枡「ひとりじゃない!」

 同時に声を上げる二人。

 

佐藤「やってやろうぜ、トーマス!!」

遠枡「絶対持ち帰ってやるぞ、佐藤!!」

佐藤「俄然楽しみになってきたぞー!」

どんどんとテンションが上がっていく。

 

佐藤「…うわっ、高橋!?なんだよ、突然声かけんなよ!」

 不意に現れた高橋にびっくりする。

 

遠枡「高橋、遅かったじゃないか。あんまり遅いから、俺達すっかり友達になっちまったよ」

佐藤「いや、ドリンクはまだ頼んでないよ。で、噂のお嬢様達はまだなのか?」

遠枡「そうだぜ、もういつだって城攻めの準備はできてるんだ!!」

佐藤「え、もう来てんの?!」

遠枡「なんだよー。それならもうドリンクも注文しちゃおうぜ!すいませーん!」

佐藤「そうそう、ここの店員さんめっちゃくちゃお婆ちゃんなんだよ」

 佐藤がそう言っているうちに店員の老女が近寄ってくる。

 

佐藤「あ、注文いいですか?…いや、店員さん、なんで座ってるんですか」

 不意に席に着く老女店員に戸惑う佐藤。

 

佐藤「お婆ちゃん、ここはお客さんが座るところだから」

佐藤「…ん?…ちょうど…あがりの時間だから…はじめましょ…って、え?!」

 老女店員の言葉をゆっくり繰り返す佐藤。

 

佐藤「高橋どういうことだよ!」

 高橋の方を向いて、問い詰める佐藤。

 

佐藤「お前。今日の相手って、お嬢様じゃなくて往生様かよ!!」

 思わず席を立ち、突っ込む佐藤。

 

遠枡「かわいい…」

 ぽつりと遠枡がつぶやく。

 

佐藤「えっ!?」

 勢いよく遠枡に振り返る。

○暗転・fin